

- 初日は、移動と市内の見学に終止しましたが、今日はお目当ての工場の見学です。
- 日本の工場はずいぶん見ていますが、今話題の中国工場の内部を見るのは初めてで、少し緊張気味。
- ホテルで朝食を済ませると工場のスタッフが迎えに来てくれました。
- 日本へはまだ行ったことが無いという宋さん、日本語も流暢でとても好感の持てる青年です。
- ホテルから車で、市内を横断しながら30分程走ると、「威海威東日綜合食品有限公司」に到着しました。
- ここは1993年に設立した当社の工場で、敷地面積は51000平方メートル、東京ドームがすっぽり入る大きさです。
- この工場は国際認証のISO9001、ISO14001、HACCP、それに日本冷凍食品協会の認定書を取得しており、相当レベルの高い工場です。
- ISOはご承知のように、国際標準化機構(International Standardzation Organization)でして、知識、技術、機構の世界的標準で、国際的に消費者、企業間取引において、商品を担保する役割となっています。
- HACCPは「危害分析完全管理システム」で、食品の安全確保のために作られた作業手順で、世界的に認められたものです。
- それだけに「ISOを取得しています」「HACCPを実行しています」と言う実績は、国際間取引における信用の基準として必要不可欠です。
- この工場は加ト吉の哲学を反映させている工場ですから、徹底した衛生管理のもとに操業しているのです。
- 冷凍食品は産地で加工し、冷凍するから鮮度を保ち、旬の美味しさをご家庭にお届けできるのです。
- この工場は漁港が近いため、水揚げされた新鮮な魚介類を使って様々な商品を作ることができるのです。

東京ドームがすっぽり入る大きさ
広大な工場敷地
ISO9001の認証資格
工場の門を守る守衛さん
管理部門の皆さん
TVカメラで常に工場の様子が確認できる

- 工場の入り口でセキュリティーチェックを受け、いよいよ敷地内に入ると、総経理の羅さんが出迎えてくれました。
- 総経理、日本でいう社長の羅さんは日本の大学で8年間勉学に励み、農学博士号を持つ温厚な方で、日本語は勿論ぺらぺらです。
- 早速会議室に案内されると、工場内の衛生管理のレクチャーを受け、時計やアクセサリーなど工場内に持ち込めないものを会議室へ残すよう指示されました。
- 工場を見学する前に、管理部門の皆さんをご紹介頂きました。
- ここでは、工場運営の中枢を担っているのです。
- また、工場内に設置されたTVカメラで常にラインの様子が確認できるのです。
- すごい!

- 工場内に入ると簡単に外へは出られないため、工場の周辺から案内していただくことになりました。
- 最初に案内されたのが、工場の水質を管理する水質管理室。
- 食品工場では大量の水を使用します。
- この水を美味しくすることで、高品質の製品ができるのです。
- 排水処理は勿論最大限の注意を払っています。
- 次に品質管理室を見学。
- ここでは、受け入れの原料やHACCPに基づいて工場のライン毎に抜き取り検査(細菌検査、理化学検査)を行っています。
- この段階で問題があればすぐに製造を止め、原因を調査。
- その他、工場の衛生管理の体制を査察するなど、工場の衛生管理の要となる部署です。
- 品質管理室に隣接する商品開発部のみなさんも笑顔で迎えてくれました。
- ここからいよいよ工場内の見学に入ります。
水質管理室
品質管理室
商品開発部のみなさん
選任のスタッフに徹底的にチエックされ沢山ダメだしをされてしまった。
作業手順も細かく決められている。
工場に入るまでが大変

- 食品工場では製造に関係の無いものの持込は出来ません。
- 今回は取材ということで特別にカメラの持込を許可していただけたので、皆様にご紹介できるのです。
- なるほどだから通常は工場の情報が少なかったのですね。納得。
- 更衣室では、専門のスタッフがまず指先のチェック、爪はきれいか?怪我や擦り傷などはないか?時計指輪アクセサリーはしていないか?を徹底的に確認されます。
- 次いでシャワーキャップのようなキャップに眉毛が隠れるまで深くかぶり、髪の毛が出ないように指示される。
- マスクをして専用の頭巾のような帽子をかぶり、白衣に着替えた後、長靴を履いて、ゴム手袋を白衣の袖の上を入れるように付けて着替え終了。
- 次いで頭の先から体中を粘着クリーナーでコロコロされる(日本の工場は自分でするのだが、中国の工場では専門のスタッフが念入りにやってくれる)。
- 手を洗い、消毒液に30秒浸け乾燥させて、更にアルコールスプレーを掛けられる。
- 消毒液の入った通路を通ってエアーシャワーを浴びやっと工場内へ
- この間担当のスタッフに厳しく指導されていて少し緊張してしまいました。

- 工場内は清掃が行き届いているなぁというのが正直な感想です。
- 食品工場ですから当たり前なのでしょうが、日本の工場と比べ、徹底の度合いが違うなと感じたのは、専門のスタッフが配置されているというところです。
- 日本であれば一人が何役もこなす訳ですが、中国では人を沢山配置できるメリットを活かし、徹底した管理がなされているのです。
- ピカピカという表現がぴったりです。
- 最初に見学したのは魚の下処理工程です。
- 熟練のスタッフの見事な包丁さばきは正直感動しました。
- 次に向かったのは、加ト吉でも大人気の大粒たこ焼きの製造ラインです。
- 水揚げされた新鮮なたこは、たこ焼き用にカットされ次の工程へ。
- ここではずらっとたこ焼き器が並び、スタッフがひとつひとつ丁寧に手焼きしているのです。
- 一体一日どれくらい作るのだろうかと尋ねると、なんと1人で1日に5000から8000個焼き上げるそうです!
魚のした処理工程はプロの技!
水揚げされたタコはたこ焼きにさばかれる。
たこ焼きはひとつひとつ丁寧に手焼きされる。
フライ用のパン粉も自社で製造。
ひとつひとつ真心込めて丁寧に
日本と同じ検査システム

- 次に案内されたのが、フライ用のパン粉を製造する工程です。
- 工場に到着した際、香ばしい匂いがしました。
- その正体がこれだったのです。
- 加ト吉では美味しさを追求するため、パン粉も独自の製造しているのです。
- 美味しい商品をお客様に届けたいという願いから、原料の原産地近くに工場を建設し、パン粉も自分たちで製造する。
- 冷凍だから美味しく出来るという私たちの哲学です。
- 最後に案内されたのが包装工程ですが、金属探知機やエックス線検査機等が導入されており、日本と同じシステムになっています。
- 工場内で感じたことは、当たり前ですが、どの工程の皆さんも、とても真剣な表情で仕事に取り組んでいる姿がとっても印象的でした。
- こうした従業員1人1人の力によって加ト吉商品がお客様へ提供されるのです。

- 見学が終わると丁度お昼休みの時間になりました。
- 働く全員に無料の昼食が提供されています。
- 社員食堂には液晶のモニターが4台設置され、世界中の衛星放送が見られるんですよ。
- このときはちょうどNBAのバスケットボールが放送されていました。
- あまり馴染みが無いでしょうが、中国のIT関連は相当充実していて、元々何も無かった環境に、最新鋭の設備が入っているのです。
- 例えば各家庭に電話線は引けないけれど、携帯電話は簡単に提供出来たり・・・・・
- 社員食堂内も選任の清掃スタッフを配置し、常にピカピカでした。
- 工場の中だけではなく、いたるところで清潔さに気を使うことで、工場全体がきれいさを保っているのだと感じました。
- 同じ会社の人間として、海外の直営工場の皆さんと接する機会は少ないのですが、同じ仲間として、こんなに頑張って仕事をしている姿を見て、自分自身もがんばろうと厚い決心をしてこの日は工場を後にしました。
広々とした明るい社員食堂
選任のスタッフ常にピカピカに。
みんな明るく挨拶してくれました

















